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豆知識『 化学原料用のフレコンバッグ 』

2023.03.25

「今日は化学原料用の包材に必要な機能、加工方法のご紹介になります。内容物がパウダー状、防湿必須、危険物、異物問題など更に繊細な取り扱いが必要なので、包材もそれに合わせた機能が備わっていなければなりません。注意点・対策を一緒に見て行きましょう!」

化学原料用のフレコンバッグには下記のような注意点を鑑みて仕様設計しなければなりません。

 (注意点)

   内容物の粒径(ペレット状~パウダーまで)

   吸湿性(湿気を嫌うか)

   危険物であるか

   コンタミネーションの許容(包材内部のクリーン度)

 

(対策例)

    漏れ防止策 → 縫製部の穴を塞ぐために不織布(フィラーコードなど)を加える

    湿気対策 → 内袋(アルミ製、ポリエチレン製など)を使う

    危険物対策 → UN規格(危険物運搬容器)に適合した包材の使用(液体、溶剤系は×

    異物対策 → 縫製加工の包材は100%防ぐことは難しいですが、100%に近づける

        ためにクリーンルームを使用する方法

         ※(クリーン度10,000100,000クラスなど)

 

上記の対策以外にもっと優れた方法があり内容物の性質やクリーン要求度、ご予算など総合的に判断し仕様を決定いたします。

 

色々な業界でも医薬系(工業用、中間体)化学原料系食品系3分野は特に品質要求が厳しいので更に慎重さが必要になります。

 

当社へご相談の場合は下記へお問い合わせ頂ければと思います。

TEL03-5776-2723  FAX03-3502-1412  E-mail:sakuda.h@outlook.jp



【 次 回 予 告 】 

UN規格(危険物運搬容器)についての豆知識 第1弾 UN規格とは何者か!?

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