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豆知識4『UN規格(危険物運搬容器)について』

2023.04.23
「今日はUN試験をクリアした暁に使用できる各UNマーク(標札)のご案内です。危険物により付されるマークが変わりますので一部ご紹介します!」

『 製品へのUN表記 』

UN容器には様々な危険物を輸送するために人的・物的損害が発生しないよう安全性を確保しなければならず、「これだけ危険ですよー!」と外部に対して警告を示さなければなりません。

標識には下記以外にも多くの標識がありフレコンバッグ以外にも段ボール、ドラム缶、紙袋など容器や内容物によって付される標識が異なり、表記サイズも決まっています。

この標識の選定はお客様からご提供いただく製品安全データシート(MSDS)により判断しますのでご用命の際にはご用意をお願いします!

※下記は一部マークのご紹介になります。

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今回はUN規格について第1弾~第4弾まで分けご紹介してきました。

昨今は危険物輸送に関してのお問い合わせが増えてきており、容器に求められる仕様が年々複雑化していることから対応できる会社が少なくなって来ているようです。

もしUN規格・容器選定について分からないことがありましたらご相談ください!

TEL:03-5776-2723  FAX:03-3502-1412

E-mail:sakuda.h@outlook.jp

【 次 回 予 告 】 

ネタが追い付かないので閑話休題 〖 会社紹介 〗

‘’  お客様の願いを叶える会社  ‘’ インフィニティ

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豆知識3『UN規格(危険物運搬容器)について』

2023.04.17
「今日はUN容器の強度試験の内容になります!これがクリアできないと一人前のUN容器として認められません。と言っても仕様提案と試験実施はメーカー側なんですけどね・・・」

『 UN強度試験の6項目 』

【落下衝撃試験】
試験品を硬く弾性力がなく平滑な水平面に規定の高さから落下させる。

             容器等級Ⅰ:1.8m
             容器等級Ⅱ:1.2m
             容器等級Ⅲ:0.8m

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【引起こし試験】
横置きした試験品を1ッの吊具(吊具が4ッある場合は2ッの吊具)により0.1m/秒以上の速度で試験品が床面から離れ垂直になるまで引き上げる。

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【引き落とし試験】
試験品を硬く弾性力がなく平滑な水平面に規定の高さから引き落とす。

             容器等級Ⅰ:1.8m
             容器等級Ⅱ:1.2m
             容器等級Ⅲ:0.8m

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【裂け伝播試験】
試験品を床面に置き底面と内容物の頂部との中間位置に試験品の主軸と45°の角度に側面を貫通する10cmの裂傷をつける。
この状態で試験品に、最大充填荷重の2倍に相当する荷重を均等にかかるように加え5分間保持する。
試験品が頂部または側部から吊り上げるように設計されている場合は追加した荷重を取り除いた状態で試験品を床面から離れるまで吊り上げ5分間保持する。

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【圧縮・積重ね試験】
試験品を平滑で堅固な床面に直立させ積重ね試験荷重を加え24時間放置する。
試験品に積重ねる試験荷重は運送中の積重ね個数に相当する数の最大許容総質量の1.8倍に相当する荷重とする。

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【繰り返し頂部吊り上げ試験】
試験品に最大充填荷重の6倍の相当する荷重を均等にかかるように充填する。
試験品を吊具により床面から吊り上げ床面から離れた状態で5分間保持する。

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UN規格の試験は上記すべてがクリアできてから証明の発行となります。

TEL:03-5776-2723  FAX:03-3502-1412

E-mail:sakuda.h@outlook.jp

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UN規格(危険物運搬容器)についての豆知識 第4弾 UN表記の証!

適格請求書発行事業者登録番号のご案内

2023.04.09
取引先各位

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、適格請求書発行事業者の登録番号が申請されましたのでご案内申し上げます。

● 適格請求書発行事業者登録番号:T8010001232410

今後は社員一丸となって 皆様のご期待に添えますよう努力して参りますので何とぞ一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます。

                              敬具

令和5年4月

株式会社インフィニティ
 代表取締役社長 作田 はるみ

豆知識2『UN規格(危険物運搬容器)について』

2023.04.09
「今日はUN容器の選定方法についての説明です。基本的にはユーザー様が触れる機会は無いと思いますが知識向上にお役立てできればと思っております。」

『 UN容器の選定方法 』

危険物にはそれぞれ国連番号が付されており使用できる容器が決められています(国連番号が無い危険物もありますが・・・)。

これはお客様がお持ちになっているMSDS(製品安全データシート)に記載されている国連番号をもとに専用書籍(危険物船舶運送及び貯蔵規則)で使用可能容器を決定します。

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alt上記(参考)の通り国連番号を辿り、細かい容器選定をしていきます。

これはお客様側での作業は無く、弊社で選定いたします。

TEL:03-5776-2723  FAX:03-3502-1412 

E-mail:sakuda.h@outlook.jp

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UN規格(危険物運搬容器)についての豆知識 第3弾 UN容器の強度試験!

豆知識1『UN規格(危険物運搬容器)について』

2023.04.01
「今日はUN規格とは何者か!を探って行きたいと思います。内容物が危険物ともあり包材設計に細心の注意が必要です。ユーザー様にもご認識いただきたいので一緒に見て行きましょう!」

『 UN規格(危険物輸送容器) 』

UN規格とは国連で指定された危険物を安全に輸送するために必要な容器証明です。
段ボール、ドラム缶、紙袋などの容器があり、フレコンバッグもその中の1つとして証明を受けるにはUN規格に適合する条件が必要になります。

● UN試験に適合した容器強度
● 製品への内容物に対する情報表記(UN印字:国連番号、表札、物質名)
● UN証明書


弊社ではUN証明について日本、中国、ドイツ、オーストラリアの4ヵ国で対応しております。
(各国のUN証明の有効期限)

・日  本    → 1年間有効
・中  国    → 1年間有効  ※UN試験のレポートでの対応になります。
・ド イ ツ   → 3年間有効
・オーストラリア → 5年間有効


弊社ではお客様の有効期間のご要望に応じて試験期間を選定しております。

 選定基準として例えば有効期限が5年間の場合で容器の仕様変更(形状、寸法等)が2年で発生した場合は再取得しなければならず余計な費用が発生するなどのケースがありますので双方ご協議にて決定となります。 

『 容器分類 ※樹脂クロス仕様 』
       (フレコン)    (内袋)
13H1   …  ラミネート無し     無し
13H2 …  ラミネート有り     無し
13H3 …  ラミネート無し     有り
13H4 …  ラミネート有り     有り


上記のように4パターンがありますが内容物の危険性・細かさ、防湿性などの状況により選定されます。

試験費用についてはどのパターンでも同額になりますが製品コストは一般的に13H1が一番安く13H4が一番高くなります(13H2、13H3は部材状況により変わります)。

詳細な容器選定基準については次回にご案内します!

※お急ぎでUN規格に適合した容器をご希望の際にはご要望の容器規格(形状、寸法等)、製品安全データシート(MSDS)をご提示ください(Contact→ヒアリングシートでご活用も可能です)。

TEL:03-5776-2723  FAX:03-3502-1412  

E-mail:sakuda.h@outlook.jp

【 次 回 予 告 】 

UN規格(危険物運搬容器)についての豆知識 第2弾 UN容器の選定方法!

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